今回は臨床心理学科で開講されている、
心理学基礎実習実習Uをご紹介します。
*心理学基礎実習U*
担当教員:水子学講師
ちなみに学科名に“臨床心理”という名前をつけたのは
カワフクが日本初
それまで大学で学ぶ心理学の多くは、
文学部などに設置された学科やコースという形態で、
哲学から派生した学問として学ばれていました。
“臨床”という言葉は、
主に医療機関や福祉施設などの現場を指します。
現場・・・つまり、
「医療・福祉施設などでカウンセリングを行い、
患者さんの心のケアをするスペシャリストを養成する」
という目標を明確にした名前なのです
また、カリキュラムの内容も、
科学的視点から人間を理解したうえで、
各検査やカウンセリング等の技術を
学ぶことができるようになっているのが特長です
今では、学科だけでなく、
学部の名前にする大学さんもあるようですが、
そのパイオニアがカワフクということなのです
科学的視点から人間を理解する・・・
まさにこの日はそんな実験を行っていました
::鏡映描写器::
きょうえいびょうしゃきー。
何だかドラえもんの道具みたいな名前ですが、
これを使って、目で見て体を動かす
『知覚運動学習』が理解できるという器具です
人間は、例えば紙上でペンを使ってメモします。
文字を書くとき、目で見ながら書いていきます。
このブログもパソコンの画面を見ながら
キーボードをカタカタと。
この運動が、知覚運動というものです
さて、その鏡映描写器をさっそく使ってみます
まず鏡映描写器に
☆の絵が描かれた紙をセットし、
その絵の線を鏡ごしに見て、なぞっていきます。
そして☆の絵をなぞるのにかかった時間をストップウォッチで計測します。
鏡ごしなので、思うようになぞれません。
「上下左右が逆」って落ち着いて考えればわかるのですが、
実際やってみるとね・・・。
そんなわけで、☆の絵が真っ黒になり、
4分かけてなんとかできた学生さんもいれば、
「23秒でできました!」という強者も。
このような個人差はどうしても生まれるため、
ここで学生さんそれぞれの所要時間をもとに、
2グループにわけ、両グループを同じような構成にします。
そして1グループはビデオを視聴し、
この実験のことを忘れてもらいます
もう一方のグループには・・・
このZ型といわれる複雑怪奇な図を、
先ほどの鏡映描写器に置き、10回繰り返します。
そうして、2つのグループが再び☆型の課題に挑戦した時・・・
Z型を取り組んだグループが、
☆型の課題にかかった時間が前回より短くなり、
スムースにこなすことができるようになります。
つまり、Z型を取り組んだグループは、
上達したということがわかります
一方、ビデオグループに変化はなし。
この実験のように、課題へ取り組むことにより、
その後の課題が簡単に取り組むことができる状態、
例えば
『ローラースケートがうまい人は、
アイススケートもこなすことができる』
ということと同じことだそうです。
一方、同じ知覚運動でも、
『パソコンで文字を入力するとき、
ローマ字入力で慣れている人がかな入力をするのが難しい』
という逆の場合もあるとのこと
フムフム
目で見て手や体を動かす行為は、
私たちは何気なくごく普通に行っていることですが、
五感で得た情報をもとに、考え、行動している。
それを科学的に分析できることがよくわかりました
なお、この体験をしたい方はぜひ、
カワフクのオープンキャンパスへGO
臨床心理学科のコーナーに(きっと)あると思いますよ


